令和6年2月の理事会における金子会長挨拶

【金子恭之 会長(衆議院議員) 挨拶】(竹﨑会長代行代読)
金子恭之会長が本日は所用のため欠席となりましたので、会長挨拶を代読させていただきます。
本日は、全国山村振興連盟理事会を開催いたしましたところ、全国各地で山村振興のために日夜尽力されている理事の皆様、国会で山村を念頭においてご活躍いただいている国会議員の皆様、また大変ご多忙の中、関係省庁の幹部の皆様にご出席をいただきまして、ありがとうございます。
なお、当連盟の国会議員役員としては、昨年12月に宮下一郎先生に副会長兼理事にご就任いただきました。また、進藤金日子先生におかれましては、財務大臣政務官ご就任のため、理事を辞任されておられますので、ご報告します。
まずもって、1月1日に発生しました能登半島地震によりまして、お亡くなりになられた方々に心からお悔やみを申し上げるとともに、被災された方々に対してお見舞いを申し上げます。
こういう時こそ、自治体同士の横の連携が重要であり、力を合わせて被災された方々を、精一杯支援させていただくことが重要であると考えております。
さて昨年末には、懸案でありました森林環境譲与税の譲与基準の見直しが決着し、私有林人工林面積による譲与割合が従来の50%から55%に引き上げられるという形で決着いたしました。森林の多い市町村に多く配分されることとなるよう全国山村振興連盟としても譲与基準の見直しにつき特別要望を決議して、関係の国会議員、省庁幹部に対して要請活動を行ってきたところであります。また、各道県支部におかれましては、出身地域の国会議員、都道府県などに要請活動を行っていただきまして、ありがとうございました。こうした皆様の粘り強く、また熱心な取り組みが実を結んだものと考えております。
4月から600億円に増額された森林環境譲与税が新たな基準で配分されることとなるわけでありますが、これを各市町村において有効活用し、世界的な課題である脱炭素に向けた効果的な活動が推進されることとなるようお願い致します。
また、昨年来、全国山村振興連盟といたしましては、森林環境譲与税の譲与基準の見直しと並びまして、令和7年3月末に期限が到来する山村振興法の延長と内容の充実につき、特別要望を決議して要請活動を行ってきたところでありますが、 いよいよ本年は山村振興法の改正に向けて大きな山を迎えることになります。
昨年来、副会長をメンバーとする山村振興法改正問題検討会を設置して、農林水産省にも出席していただいた上で議論を行うとともに、全国の振興山村の市町村に対して アンケートを行うなど行ってまいりました。
さらに皆様からのご意見を伺い、それらを反映して国会・政府に対し、山村振興法の延長・充実につき要請を強化してまいりたいと思っておりますので、よろしくお願い致します。
本日の理事会では、令和6年度の事業計画及び予算につき審議をいただく予定となっております。どうぞ忌憚のない意見を聞かせていただき、充実した会議となるようお願い致します。