令和6年2月の理事会における篠原理事挨拶要旨

【篠原 孝 理事(衆議院議員)挨拶要旨)】
立憲民主党、長野県出身の篠原です。森林環境譲与税は傾斜配分が実現できましたが、国全体のことを考えると他にも問題があります。衆議院議員の10増10減のことはご存じだと思いますが、田舎の選挙区で10減らし、都会の選挙区で10増やす。何処かと言えば、東京で5増やす、長野県の選挙区は5ですから、東京都に長野県がひっついているようになる。他は、埼玉県1、千葉県1、神奈川県2、首都圏で9人も多くなる。参議院のことが議論されていますが、これが最も深刻なのは衆議院です。これこそ傾斜配分しなければいけないと思います。
田舎からどんどん人を集めて国道16号線(横浜市を起終点とした首都圏を環状に結ぶ国道)沿線に沢山のアパートを建て、そこに低賃金労働者が住んで、その人達が高度経済成長を支えた。その人達が一斉に高齢者になり、高齢者対策に相当のお金を使っている。それはそれでいいのでしょうが、田舎の高齢者は大変だと思います。人がいないのですから。山村振興というと森・木をちゃんとしなくてはいけないので、そちらの方に相当重点を置きますが、私はこの高齢者の問題をきちんとしておかなくてはいけないと思います。よく言われますが、地方・山村・鄙びたところが元気でなくなったらその国はだめになる。日本はその道をまっしぐらに進んでいます。地方をきちんとがっちりおさえてびくともしない国づくりということを考えたら、山村こそきちん生きていけるようにしてそこに住めるようにする必要があります。
オンライン会議があります、face to face、顔と顔を合わせて対面で話すことも大事ですが、仕事はテレワークができます。相当進んでいますが、日本は疎くて一極集中、政治世界の一極集中、そこが一番ひどいと思います。ですから皆さん、是非回りの地方の衆議院議員・参議院議員を大事にしていただき、国が間違った方向にいかないようお願いします。