令和5年2月の理事会における金子副会長挨拶要旨

ただ今会長に選任いただき大変責任重大だと感じています。篠原理事、稲津理事も出席されていますが、山村振興施策についてはこれまで超党派でまとめてきました。しっかりと皆様の先頭に立って頑張らせていただきたいと思います。
私はこれまで23年間議員をしていますが、一番長く就いたポストは自由民主党山村振興特別委員長です。前回の山村振興法改正は与野党の皆さんが協力して成立させていただきました。また、2年後に改正を迎えています。前回の改正の際は、連盟の皆様方からの強い要望であったハードだけでなくソフトの事業も是非お願いいただき、政府・役所の皆様方のお力添えで山村活性化支援交付金が創設されました。定額で年1千万円、上限3年間交付されますが、毎年70市町村がこの交付金を活用していただいています。今、山の恵みプロジェクトが開催され、商談が行われていますが、商品開発が進んでいます。
私は、大臣政務官は農林水産省、副大臣は国土交通省、大臣は総務大臣で山村振興に特に関係の深い今日ご出席いただいている3省全て関わったというのは私ぐらいではないかと思います。
私は、人口2千人の熊本県深田村の出身ですが、その私が総務大臣の職務を行うのですから、全国の条件不利地域の皆さん方をしっかりと支えていこうということを念頭に、地方交付税を含め一般財源総額を確保しました。地域おこし協力隊あるいは特定事業づくり事業協同組合を含めて地域のお手伝いのための施策を進めてまいりました。これからも推進していきたいと思います。
また、全国各地で自然災害が頻発、激甚化している中で、それぞれの市町村でご苦労されていると思います。防災・減災、国土強靱化について、これからもしっかりと取り組んでいきたいと思います。
森林環境譲与税の配分基準の一つである人口割りの見直しについて、非常に強い要望がありますが、与党、野党それぞれでプロジェクトチームが作られ、議論がされているところです。
デジタル田園都市国家構想については、全国各地に光ファイバーを99.9%ひくということで、これはユニバーサルサービスと位置づけ、政府の交付金を作り推進することにしましたが、これについてもしっかり取り組んでいきたいと考えています。
都道府県、市町村と連携し、当連盟一体となって山村振興のために尽力していきたいと思います。