令和5年2月の理事会における篠原理事挨拶要旨

グリーンフォーメーション(GX)が進められています。原発の再利用、水素、アンモニア、天然ガス、風力発電、そういったところにお金を投資していくということになっていますが、少々違うのではないかと思います。
山村の森や木にお金を投資していく、それがグリーンフォーメーションの柱となるべきだと思います。そういう考えがあまりないようです。私は、いろんな価値観を変えていかなくてはやっていけない時代がきているのではないかと思います。
森林環境譲与税の配分のおいても人口を反映されていますが、皆さんの小さな村の声は国政に反映されていないのではないか。せめて森林環境譲与税くらいは常識的に考えて森林面積の応じて配分されるべきだと思います。
私の関心事項の一つに東京の神宮外苑の再整備の問題があります。
球場、ラグビー場を移転・改築させ、イチョウ並木、樹木を伐採して高層ビル3棟を建設する、そんなことは許せないことだと思います。このようなことを行うところに森林環境譲与税を配分する必要はなく、森を守っている山村にこそきちんと配分されるべきだと思っています。その実現に向けて努力するのが当連盟の役割だと思っています。