令和5年11月の通常総会における奥野自由民主党山村振興特別委員会委員長挨拶

自由民主党山村振興特別委員会の委員長をしています奥野信亮でございます。国会議員を代表しまして一言ご挨拶申し上げます。
この伝統ある全国山村振興連盟の総会が盛大に開催されますこと、長いこと立派に活動されていることに心よりお祝い申し上げます。
貴連盟の国会議員の先生方、市町村長、関係団体の皆様方におかれましては、平素から山村の振興に一方ならぬご尽力を頂いておりますことをこの場を借りて感謝申し上げます。
今世界を見渡すと、ウクライナあるいはイスラエルといった所で戦いが続いているわけで、それが波及して、原油価格の上昇や急激な円安などの事象が今クローズアップされています。皆様方が生活する上で、様々な生活物資、原材料等の価格が上昇し、山村の暮らしにも大きな打撃を被っているところではないかと思います。我々としては政府を通じて様々な支援策を講じておりますが、本日ご列席の皆さまには、政策を十分にご活用いただき、そして地域における課題の解決にご尽力を賜りますよう心からお願い申し上げる次第であります。
山村は国土面積の5割を占め、国民のわずか2%がこの地域に暮らし、農林業を営むことで、山村は国土の保全等の多面的機能を発揮していく必要があります。
デジタル技術の導入がこれからの課題になりますが、導入・定着により、「デジタル田園都市国家構想」の実現に寄与する取組への支援をしています。
農林水産業の成長産業化により、美しい山村地域の伝統文化を守り、活力ある地域づくりに我々は精一杯努力したいと思いますし、皆様方も是非その方向で頑張ってもらいたいと思います。
森林環境譲与税の活用等による森林整備の推進や国産材の利用拡大、治山対策等を着実に実施することも大きな課題であろうかと思います。
これら取組を今政府が積極的に進めていますが、山村地域の皆様方のより一層の御支援、御協力をお願い申し上げる次第であります。
貴連盟及び会員の皆様方のご健勝、ご発展を祈念申し上げまして、私のご挨拶とさせていただきます。本日は大変おめでとうございます。