全国山村振興連盟メールマガジンNO156
2021.12.24
全国山村振興連盟事務局
1 山村振興関係主要予算・施策の政府決定について
政府は12月24日、令和4年度予算の概算決定を行い、山村振興関係の予算・施策につきましても決定されましたので、そのうち主要なものについてご報告します。
1山村活性化支援交付金(山村のソフト活動を支援する定額助成)7.8億円(
前年度同額)
この交付金は最大1,000万円を3年間(最大3,000万円)交付するものです。
今回、マーケティングのノウハウに係る基礎講習、実践力を養うワークショップの実施に関する事業が認められました。
2中山間地農業ルネッサンス事業407億円(前年度406億円)
このほか、補正予算により、中山間地域所得確保推進事業1億円
関係中山間地域優先枠として196億円。
3 森林・林業・木材産業グリーン成長総合対策等 116億円、
このほか、補正予算により、木材産業国際競争力・製品供給力強化緊急対策 495億円の内数
4 森林・山村多面的機能発揮地域力支援対策交付金 14億円(前年度同額)
5 「地域人口急減に対処するための特定地域づくり事業の推進に関する法律」に基づく特定地域づくり事業協同組合に対する予算(人件費等を含む組合の活動費に助成)5億円(前年度同額)
6 以上のほか農山漁村の活性化として、次のような予算が計上されました。
- 農山漁村振興交付金 98億円(前年度同額)
- 農業農村整備事業 3322億円(前年度3317億円)
- 鳥獣被害防止対策とジビエ利活用の推進 122億円(前年度同額)
このほか、補正予算により、40億円
- 多面的機能支払い交付金 487億円(前年度同額)
- 中山間地域等直接支払交付金281億円(前年同額)
なお、農林水産関係予算の詳細につきましては、以下のリンク先をご覧ください。
令和3年度農林水産予算概算決定の概要:農林水産省 (maff.go.jp)
2 全国二地域居住等促進協議会のHP「先進事例」について
全国二地域居住等促進協議会事務局(国土交通省)では、協議会ホームページの「先進事例」のページに、会員が二地域居住等を促進するための参考にすることを目的とした動画や資料を掲載されました。
今後も事例等を収集した都度、掲載していく予定となっていますので、ご覧下さい。
- 全国二地域居住等促進協議会HP URL:
https://www.mlit.go.jp/2chiiki/index.html
3「農業農村情報通信環境整備推進体制 準備会」webセミナーについて
農業農村情報通信環境整備推進体制 準備会 事務局(農林水産省農村振興局整備部地域整備課)では、準備会活動の一環として、webセミナーを開催されます。セミナー内容及び申込みフォームについては、以下のとおりです。
【webセミナー日時】 令和4年1月11日(火) 13:30-15:30
【セミナー内容】「スマホで始める水管理」~遠隔操作型自動給排水栓のいろは~(仮称)
◆イベント詳細
田んぼの用排水管理は手間と労力のかかる作業として、農業従事者の高齢化・減少が進む中、今後の大きな課題となっています。
一方、近年においては、ICT(情報通信技術)の発達、コストの低廉化が進み、これを活用した新たな水管理の省力化・高度化についても、実証・導入が進んでいます。
当セミナーでは、
・遠隔操作型自動給排水栓の仕組みと運用
・導入ユーザーの声
・導入に役立つ農村の情報通信環境の整備
について、実際に製品を開発・販売、現地でのサポート等を実施している事業者(勉強会メンバー)より御紹介します。
これから地元において、遠隔操作型自動給排水栓の導入や、そのために必要な情報通信環境の整備を御検討の皆様におかれましては、是非ともご参加ください。
◆セミナープログラム
セミナータイトル:「スマホで始める水管理」~遠隔操作型自動給排水栓のいろは~(仮称)
2022年1月11日(火) 13:30 – 15:30(予定)
参加費:無料
定員:100名
会場:zoom(お申し込み完了メールに受講用URLをお送りいたします。)
◆次第
「LPWAを活用した低コストな水管理システム及び活用方法のご紹介」
株式会社インターネットイニシアティブ IoTビジネス事業部 副事業部長 齋藤 透 氏
「クボタのスマート水管理 ~水管理の自動化と防災減災~」
株式会社クボタ 水環境営業推進部 KSIS推進室 シニアアドバイザー 末吉 康則 氏
「農村における情報通信環境整備について」
農林水産省農村振興局整備部地域整備課
◆講師紹介
○齋藤 透(株式会社インターネットイニシアティブ IoTビジネス事業部 副事業部長)
2002年入社以来、一貫して通信機器・サービスに関わり、開発~運用、事業企画など幅広く手がける。近年はIoT(モノのインターネット)の新規事業を複数統括。
スマート農業分野では2017年、農水省委託事業をきっかけに水田水管理システムを開発。未経験の分野ながら営農者との会話を頻繁に重ね、日々圃場に通い詰めてユーザ目線での使いやすさにこだわった商品開発を進めている。
事業領域として得意にしている通信技術の強みを活かした発展的なモデル展開についても鋭意活動中。
○末吉 康則(株式会社クボタ 水環境営業推進部 KSIS推進室 シニアアドバイザー)
1984年 久保田鉄工株式会社(現 株式会社クボタ)入社
農業機械のマイコン制御ユニットの開発、有線多重通信を用いた空調およびコンバイン通信システムの開発、無線通信システムの上下水道監視制御システムの開発、揚排水ポンプ場電気設備の設計、クラウド監視制御システムKSISの開発、自動給水栓WATARASの開発、農業用水の自動化に向けた研究開発などに従事。
電子情報通信学会、計測自動制御学会、農業農村工学会 会員
◆参加申し込み方法
下記「参考webサイト」より申込みフォームが御利用いただけます。
◆参考webサイト
https://tiiki.jp/nn_tsushin/subpage02.html
(上記リンク先に申込みフォームがあります。)