全国山村振興連盟メールマガジンNO287
2024.8.30
全国山村振興連盟事務局
○自民党農林合同会議での要望について
8月27日(火)14時から、自民党本部において、「総合農政調査会、農林部会、農政推進協議会合同会議」が開催され、農林水産省から、令和7年度概算要求、組織定員要求、税制改正要望について説明があり、関連の10団体から要望を行いました。
全国山村振興連盟からは、實重重実常務理事兼事務局長が出席し、次のように法改正について要請を行いました。
「来年度に向け概算要求を充実していただき、また近年は森林環境譲与税、棚田振興法、まちの木造化推進法、特定地域づくり事業協同組合など施策を導入いただき感謝申し上げる。
来年の3月で山村振興法が期限を迎える。これまでも10年ごとに延長していただいてきたが、この10年を振り返ると、山村は、コロナ禍、多発する災害、物価高などの問題で苦しんできた。国土の2分の1に及ぶ面積を少ない人々で守っている。山村の健全な発展のため、また脱炭素といった喫緊の課題に対応するためにも、山村振興法を延長していただき、移住政策など施策を充実していただくようお願いする。
なお、同じ時期に棚田振興法も期限を迎えるので、こちらも延長をお願いしたい。」
概算要求については、総額2兆6389億円(対前年116.3%)とされ、中山間地域直接支払いの概算要望額については、301億円と、前年度の261億円から大幅に上積みされています。
概算要求の詳細は、別添の資料をご覧ください。
20240827農林水省概算要求
○「世の中の「買えない」をゼロに、オープンイノベーションプログラムの募集について
農林水産省では、令和3年度から、地域の社会課題解決と経済性が両立するビジネスを継続的に創出する取組を支援するため、地域食品産業連携プロヘクト(ローカルフードプロジェクト(LFP)事業)を実施しております。ローカルフードプロジェクト(LFP)とは、「地域の食品産業を中心とした多様な関係者が参画するプラットフォームを形成し、地域の農林水産物を活用したビジネスを継続的に創出する仕組み」です。地域の食品産業を中心とした多様な関係者が、それぞれの持つ経営資源をプラットフォームに結集して、社会課題解決と経済性の両立を目指した新たなビジネスを継続的に創出する仕組みづくりを支援しています。令和6年度においても、宮城県、山形県、福島県、群馬県、埼玉県、千葉県、神奈川県、長野県、静岡県、福井県、三重県、京都府、愛媛県、宮崎県の14府県で取組まれています。
農林水産省LFP事業特設サイト:
https://lfp-web.maff.go.jp/aboutlfp/
今回、LFP事業を推進している農林水産省関東農政局経営・事業支援部食品企業課から、群馬県、埼玉県、千葉県、静岡県のLFPパートナー企業として参画している国分グループの取組として、「世の中の“買えない”をゼロに」をテーマとするオープンイノベーションプログラム2024の参加地域・参加者募集のご案内がありました。募集期間は令和6年9月30日までとなっております。詳細については以下の国分グループ特設サイトをご覧ください。
国分グループ オープンイノベーションプログラム 2024特設サイト:
https://www.kokubu.co.jp/innovation/2024/
○シンポジウム「広葉樹新時代!―変動する世界市場と国産材利用への道」の開催について
「森林・林業・山村問題を考える」シンポジウム実行委員会(事務局:(一財)林業経済研究所)では、10月5日(土)、東京大学農学部1号館2階8番教室において、シンポジウム「広葉樹新時代!―変動する世界市場と国産材利用への道」を開催します。
近年、国産広葉樹材が脚光を浴びていますが、良質な国産広葉樹材の入手が非常に困難になっている状況があります。第一線の現場で実践的に活躍する皆様をお招きし、国内外の広葉樹材の有効利用について、議論し理解を深め、「広葉樹新時代」を切り開くきっかけの場とすることを目指すものです。
このシンポジウムは、林野庁及び全国山村振興連盟も後援しています。
申込み締め切りは、10月4日です。
詳細については、別添の資料をご覧ください。
20240829広葉樹新時代
○「令和6年度林業イノベーションハブ構築事業」及び「森林セルフケア教育」プログラム体験会」について
「Forest Style ネットワーク」(事務局:林野庁森林利用課山村振興・緑化推進室)から下記2点のイベントにつきお知らせがありました。
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1.林野庁主催 令和6年度林業イノベーションハブ構築事業
森ハブ・プラットフォームイベント「森林・林業分野における“新規事業開発プロセス”を考える」のご案内
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林野庁では、林業の安全性と生産性の飛躍的な向上を目指し、林業イノベーションを推進しております。
そのために必要な組織・人材・情報が集まる場として、「森ハブ・プラットフォーム」を令和5年度より開設しました。
本プラットフォームの活動の一環として下記イベントを開催します。
林業イノベーションに興味をお持ちの方は、ぜひご参加いただければ幸いです。
■林業イノベーションハブセンター 森ハブHP
■【森ハブ_PF】一般参加型イベント(9/20)のお知らせ
【題目】:森林・林業分野における”新規事業開発プロセス”を考える
【日時】:令和6(2024)年9月20日(金)14:30~16:30
【会場】:東京国際展示場(ビッグサイト)会議棟 6階 607+608会議室
(東京都江東区有明3丁目11-1)
【人数】:200名(先着順)
【募集】:https://forms.office.com/r/TAeQKXvFtv (Microsoft Forms)
【締切】:令和6(2024)年9月9日(月)(定員になり次第、締め切ります)
【備考】:FOREST RISE 2024(第4回次世代森林産業展)と同時開催
【概要】:
森林・林業分野においては、新規参入の成功事例が少ないと言われています。
事業案や技術が良くとも、事業化のプロセスを誤ったために事業化に至らないことも多かったのではないでしょうか。
林業分野の”新規事業開発”の適切なプロセスとは何か、考えてみませんか。
【基調講演】
「林業における新規事業開発のポイント」
中間 康介 氏(一般社団法人社会実装推進センター 代表取締役)
【トークセッション】
「新規事業開発の実例から」
小林 俊仁 氏(株式会社はんぽさき 代表取締役)
【備考】
参加者同士、登壇者と参加者の間での意見交換を行う予定です。
★問合せ先★
R6森ハブ事務局
一般社団法人日本森林技術協会
担当者 窪江・大山・大萱・西原
応 答 10:00~17:00(土日祝除く)
E-mail contact@morihub-info.com
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2.FSN会員からのお知らせ「大学等における「森林セルフケア教育」プログラム体験会参加者募集」のご案内
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「森林セルフケア教育普及プロジェクト」(代表:齋藤 暖生(東京大学樹芸研究所 所長)では、東大で学生を対象に開講されている森林を活用したセルフケア教育に関するプログラム体験会を実施します。
【日程】(1).ガイダンス/9月25日(水)19:00~20:00
(2).事前講義/随時(アーカイブ配信)
(3).現地講義/10月12日(土) 9:30~13日(日) 17:00
(4).フォローアップ研修/11月17日(日) 10:00~15:00
【場所】(1).オンライン
(2).オンライン(希望者は東京大学 駒場キャンパス)
(3).東京大学 駒場キャンパス(東京都目黒区)
東京大学富士癒しの研究所(山梨県山中湖村)
(4).国立オリンピック記念青少年総合センター
・都立代々木公園(東京都渋谷区)
【内容】以下の内容で実施予定です。
(1).ガイダンス
・プログラム趣旨・概要説明
・現地講義の詳細説明
(2).事前講義
①ストレスリスクの基礎知識・ストレスマネジメント⽀援
山本 健也氏(産業医・労働安全総合研究所)
② セルフケアに関する基礎知識・周辺環境を活⽤した実践例
近藤 伸介(精神科専門医・東京大学医学部附属病院 講師)
⾦原 明⼦(東京大学医学部附属病院 助教)
(3).現地講義
《1日目》
①イントロダクション「森を活かしたセルフケア」
➁リフレッシュ体験@駒場野公園
③緑地管理ワーク体験
《2日目》
④ 東京大学富士癒しの森研究所「癒しの森」案内
⑤「癒しの森」アクティビティ・プチ体験
⑥「癒しの森」でリフレッシュ体験
⑦ 活動内容のふりかえり・報告会・まとめ
(4).フォローアップ研修
①リフレッシュ体験
②予防・健康づくりの実践事例紹介
③ふりかえり・報告会・まとめ
【対象】高等教育機関、企業・保険者団体、医療・保健系専門職等
【定員】20名(先着順)
【参加費】無料(但し、山中湖までの交通費、山中寮の宿泊費・食費等は自己負担)
【申込】2024年9月12日(金)
【主催】森林セルフケア教育普及プロジェクト
[代表:齋藤 暖生(東京大学樹芸研究所 所長)]
【詳細】以下のサイト・開催要項をご参照ください。
https://drive.google.com/file/d/1N5WBi1YlvVHTn5vpSBuJhcddGQxicmn1/view?usp=drive_link