【吉野正芳 理事(衆議院議員)の挨拶要旨】
今、宮腰会長からお話がありました森林環境税、本当は29年度税制改正大綱で決まるわけでありましたが、根回しが不十分であったために一年遅れてしまいました。でも、都会からお金をいただいて地方に回すというこの再配分の理念をきちんと形に表したものが森林環境税でございます。そして、特に市町村が森林整備の主役になる、市町村に全額、林野庁は一円もポケットに入れません、全額市町村に入れるということでございます。ただ、ハードルがございます。それは知事会です。今まで森林整備を担ってきたのは県である、市町村に本当にできるのか、というのが県としての一番大きな心配であります。自負も県としてはあるわけですが、そうではなくて、現場に住んでいる市町村がその森林整備を担うべきで、そこへの支援という形での森林環境税であります。そういう意味でまだまだハードルは高いです。特に都会の知事の方々を総務省が一生懸命根回ししているところでございます。なかなか理解を得ることもまだ不十分でございます。基本的には都会からいただいて私達が使うとことになっていますので、これからもご支援の程よろしくお願いします。