【宮腰光寛 会長 (衆議院議員)の挨拶要旨】
本日は平成27年度第3回理事会を開催いたしましたところ、全国から公務お忙しい中、地方において山村活性化の中心としてご活躍いただいております役員の皆様方のご出席を賜り、厚く感謝申し上げます。また、国会で超党派でご尽力いただいている先生方には政務ご多端の中ご出席賜りましてありがとうございます。
昨年の山村振興法の10年振りの改正では皆さん方のご熱意と先生方のご尽力によりまして、3月に改正法が成立致しました。
長年の懸案でありました山村で使い勝手の良い山村活性化支援交付金の制度が創設されました。本年度は創設当初ということもあり7億5千万円の予算全額を消化するということはできませんでしたが、先生方のご尽力により平成28年度予算では同額が計上されております。
また、昨年の年末の「平成28年度税制改正」におきましては、これも長年の懸案でありました森林環境税につきまして「市町村が主体となった森林・林業施策を推進することとし、これに必要な財源として、都市・地方を通じて国民に等しく負担を求め、市町村による継続的かつ安定的な森林整備等の財源に充てる税制(森林環境税(仮称))等の新たな仕組みを検討する。その時期については、適切に判断する。」ということでまとまったわけでして、このことによって時期はいまだ明確ではありませんが、森林環境税が市町村の森林整備の安定的財源として導入することがほぼ確定となったというふうに理解しております。
着実に全国山村振興連盟として要望が実現しつつあるということであり、改めて昨年の皆様方のご努力に深く感謝申し上げます。
本日の議題は、来年度の事業計画、予算でございます。予算については、事務費を節約し、事業費については必要額を確保するという方針で計上いたしておりますので、どうぞよろしくご議論賜りたいと存じます。
私どもの団体は、振興山村を抱える市町村の首長の皆さんと党派を超えての国会議員の先生方とが一緒になって山村の振興のために頑張っていこうという組織でありまして、これが他団体と違った点であると思っています。共に力を合わせて引き続き頑張ってまいりますので、どうぞよろしくお願い致します。