【衆議院議員 金子恭之 先生 挨拶(自由民主党山村振興特別委員会委員長)】
皆さんお早うございます。全国山村振興連盟の総会のご盛会誠におめでとうございます。
ただ今ご紹介いただきました、今回で3年目になりますが、引き続き選挙が終わった後も自由民主党山村振興特別委員長をやれということで就任いたしました金子でございます。引き続きよろしくお願いしたいと思います。
今日は、国会から竹下 亘 総務会長、全国山村振興連盟の前会長であります宮腰先生、当連盟の理事であります宮下先生をはじめ与野党の先生がご出席でございますが、ご指名でございますので、ご挨拶を申し上げたいと思います。
特に今回、宮腰前会長が内閣総理大臣補佐官に就任されたということで、以前、防衛大臣就任とともに会長を交替された中谷 元 先生がまた会長に復帰ということで、これまで長きにわたって全国山村振興連盟のリーダーとして引っ張ってこられたわけでございます。5名の与野党の国会議員の理事がおり、私も理事をやらせていただいておりますが、竹﨑会長代行をはじめとした市町村長役員の皆様方と共々に山村振興を進めていくために頑張ってまいりたいと思います。
今日お見えの全国山村振興連盟の会員の市町村長の皆様方におかれましては、日頃から全国の国土の50パーセントという広大な面積を3パーセントの山村地域の皆様方で守っていただいているわけでございまして、心より敬意を表する次第でございます。
先ほどお話しがありましたように平成27年に大幅な抜本的な山村振興法の改正をやらせていただきました。産業振興あるいは地域住民の福祉の向上といったものを盛り込んだ改正ですが、改正から3年が経過しました。特に皆様のご要望によりまして山村活性化支援交付金、それぞれの地域の活性化のための産物を見つけていくための、年間1千万円上限の3年間のソフト事業を創設させていだきました。お蔭さまで順調に3年目を迎えましたが、1年目に手を挙げられたところは今年が最終年度となります。今はこの事業、この交付金が有益なことが浸透したみたいで、全国からどんどん手が挙がっていまして、満額の確保が厳しいとか、あるいは次年度に回してくれとか大変うれしい悲鳴がおきているわけでございますが、今年が3年目ということで初年度に採択された66の地区が卒業をされますので、是非ここにお見えの皆様方におかれましては、今度はチャンスですので積極的に手を挙げていただいて、分からないところは農林水産省あるいは都道府県でフォローさせていただきたいと思っていますので、これを活用して成果を挙げるようご努力いただきたいと思います。
先程からお話しのありました森林環境税ですが、今朝8時から自民党本部において農林合同会議で森林環境税についての議論をさせていただきました。私の選挙区の熊本県芦北町長の竹﨑代行をはじめ48名の市町村長にも出席いただき、熱い議論をさせていただきました。昨日の全国町村長大会におきましては、熊本の荒木会長の下、森林環境税の創設に向けての特別決議がなされました。これまで皆様方の熱い、また地道な活動が実を結んで、昨年の税制改正大綱に「森林環境税の創設に向けて本年結論を得る」とうい項目が書き加えられまして、まさにこれから森林環境税の創設に向けて大詰めを迎えているところでございます。平成31年の4月には新たな森林管理システムというものを作り上げてそれを動かそうとしています。林業の成長産業化あるいは森林資源の適切な管理というものを両立するための新たな仕組みであります。これにはなんといっても、財源が必要であります。森林環境税をこれに合わせて創設することによって山村地域においての様々な課題に対する財源というものが出てくるものであるという風に考えています。是非、皆様方とともに力を合わせて山村の振興のために頑張っていくことを御誓い申し上げて、本日ご出席の国会議員を代表してのご挨拶とさせていただきます。
本日はおめでとうございます。