【谷山拓也 国土交通省地域振興課長 挨拶要旨】
7月1日付けで地域振興課長に就任した谷山です。
国土交通省では、山村をはじめ豪雪地帯や離島、半島といったいわゆる条件不利地域につきまして、社会資本の整備を中心として支援しています。具体的には、道路整備や地域公共交通ネットの支援、治水事業、砂防事業などを行っています。本年4月から上水道の整備や管理の部分が厚生労働省から国土交通省に移管され、これからは従来から所管してきた下水道と合わせて上下水道一体として取り組んでいきたいと思っています。
また、先般の能登半島地震においてかなり甚大な被害が出ていますが、復旧・復興に向けて国土交通省としても省を挙げて取り組んでいるところです。
昨年7月に閣議決定された新しい国土形成計画において、二地域居住等の環境整備による地方への人の流れの拡大を図ることとされました。それを踏まえて、先の国会において、広域的地域活性化基盤整備法の一部が改正され、いわゆる二地域居住というものが法律に位置づけされ、様々な取組みが行われることになりました。具体的には、二地域居住を促進する上でのハードルとして、住まい、なりわい(仕事)、コミュニティへの参加があるとされていますが、こうしたことを踏まえて、二地域居住を推進する市町村計画(特定居住促進計画)の作成、住まい・仕事の確保、コミュニティへの参加を支援する団体(特定居住支援法人)の創設などいくつかの制度が法律に規定されています。これからしっかり取り組んでまいりたいと思っています。