【澁谷浩一 国土交通省地方振興課長 挨拶要旨】
7月豪雨などにより九州をはじめ全国で大変な被害にみまわれており、改めて被災者の方々にお見舞いを申し上げます。国土交通省では道路や河川の復旧、住まいの復興など様々な面で復旧・復興の支援に尽力してまいります。
国土交通省では、山村をはじめとした条件不利地域の振興に関して、道路、河川等のインフラの整備、砂防施設の整備などによる災害防止、公共交通ネットワークの充実、下水道、公園、住宅等生活環境の整備に取組んでいます。
令和3年度の概算要求については、道路、治水、下水事業等個別事業や社会資本整備交付金を含め一般会計総額で、前年度比1.01倍の約5兆9,600億円を要求しています。加えて、別枠の事項要求として、3カ年緊急対策後の激甚化・頻発化する自然災害への対応や、新型コロナウイルス感染症への対応として地域公共交通、観光への支援などを要求し、予算編成過程で金額を検討することにしています。
この他、テレワーク拠点の整備や二地域居住など関係人口の増加への取組、自動運転の実証実験と順次の社会実装、ドローン物流における資材購入などへの支援、空き家活用対策について5年間の事業延長などを要求しています。
こうした山村振興対策の推進にあたりましては、引き続き関係省庁と協力し、積極的な取組に努めて参ります。