【金子恭之 会長(衆議院議員)挨拶】
皆さんお早うございます。今日は、全国から理事会に大変ご多忙の中、ご参集いただきまして心より感謝申し上げます。全国の市町村長の皆様方、そして関係省庁の皆様方、国会議員役員の皆様方、山村振興のためご尽力いただいていることに心より感謝申し上げます。
前回の理事会以降、国会議員の理事の先生に交替がありました。 昨年11月に公明党の衆議院議員 佐藤英道先生に理事にご就任いただいております。また、自民党の参議院議員 進藤金日子先生は財務大臣政務就任中、理事を離れておられましたが、再び理事に復帰していただきました。金子先生は10年前の山村振興法改正の際の担当課長でございごいまして、その意味では大変心強いということでよろしくお願いしたいと思います。
3月末に期限を迎えます山村振興法につきましては、一昨年来、全国山村振興連盟として延長・充実の要請活動を行ってまいりましたが、いよいよ重要な局面に入ってまいりました。
昨年末に自民党山村振興特別委員会で「山村振興法改正大綱(案)」をまとめていただき、1月に公明党農林水産部会でご了承いただきました。これを受けて、2月6日には、与党・野党各党の先生方を含めまして、超党派の会議で意見交換が行われたところであります。
今朝、開かれました自民党山村振興特別委員会では、4名の副会長に出席賜まりましたが、こうした各党との意見交換の内容も踏まえまして、山村振興法改正法案が示されたところであり、今後、各党におかれても法案の調整が行われることとなっております。
3月末までという限られた期間の中で、山村振興法改正法案を議員提案により国会に提出し、3月中に成立させなければならないわけでありますので、引き続き、本日お越しいただいた先生方のご尽力を賜るとともに、全国の関係者の皆様方からのご支援をお願いしたいと考えております。
国土の半分を占める山村の公益的・多面的な役割については改めて申し上げるまでもないところです。以前は国土の半分を人口の3%の振興山村の市町村で守っていただいていたのですが、残念ながら人口の減少が続き2.5%ということになりました。その意味では多面的・公益的機能をしっかり守っていくためにも振興山村の市町村の皆様方にしっかりとお支えいただかなくてはいけないと考えています。
石破内閣は「地方創成2.0」を掲げて地方への人の流れを創出しようと努めているところであり、 また若者の田園回帰の潮流や二地域居住の動きの盛り上がりに見られるように、国民の関心にも高いものがございます。これらの動向を踏まえ、山村振興法の改正を通じて、広く国民に山村の価値を認識してもらい、山村地域の持続的な発展が確保されるよう全力を尽くして参りたいと考えております。
本日の理事会におきましては、令和7年度の事業計画・収支予算等と、6月の現役員任期後の役員体制につきご審議いただくこととなっておりますが、どうぞ忌憚のない意見をお聞かせいただき、充実した会議となるようお願いしたいと思います。
ありがとうございました。