【宮腰光寛 会長 (衆議院議員)の挨拶要旨】
皆さん、おはようございます。本日の理事会に振興山村を抱える市町村の役員の方々全国からお集まりをいただきまして本当に有難うございます。また、山村の振興に強い思いでご支援をいただいている国会議員の同志の先生方にも国会開会中にもかかわらずご出席を賜りまして本当に有難うございます。また、農林水産省、林野庁、国土交通省、総務省の幹部の皆さまにもご出席を賜りまして本当に有難うございます。
今、国会においては、山村振興関係を含む予算、税制の審議が進められています。
私ども、全国山村振興連盟に加入する国会議員としましては、一昨年の通常国会で山村振興法を改正させていただきました。昨年の通常国会において森林法の改正も行わせていただきました。昨年秋の臨時国会ではこれも全会一致で鳥獣被害防止特別措置法の改正を行いまして、銃刀法の技能講習に係る規定の適用除外の期間をさらに5年間延長するなど法律の拡充を行いました。
予算につきましては、お蔭様で山村活性化支援交付金の一定の増額、農山漁村振興交付金の増額も勝ち取ることができました。まだまだ不十分だとは思いますが、実績をしっかり挙げつつ、予算のさらなる拡充を図っていかなければいけないと思っています。
税制面では、山村税制特例の2年延長も実現しました。また、長年にわたる大きな課題である森林環境税について年末の税制改正大綱において「30年度の税制改正において結論を得る。」ということになりました。これは皆様方の強力な要請活動の賜物であるというふうに思っています。この税につきましては、市町村の財源とするということになっています。ただ、現在、相当数の都道府県において森林環境税を措置しているわけでありまして、都道府県との調整というのがこれからの大きな課題となってくるというふうに思います。
私どもの団体の特徴は、山村地域の首長さん方と超党派の国会議員が一緒になって山村振興を進めていくところにあり、一致した形で強力に山村振興を進めていくことが可能になっていると思っています。これからも皆様方と力を合わせて山村振興に頑張っていきたいと考えています。
本日は、来年度の事業計画及び予算、並びに6月19日以降の役員の改選等につきましてご議論していただくことになっております。是非しっかりとご議論賜りますようお願い申し上げてご挨拶とさせていただきます。