昨年に続き今年も7月、8月に大雨があって各地で土石流により甚大な被害が発生しました。被災者の皆様に心よりお見舞いを申し上げます。国土交通省では道路や河川の復旧、住まいの復興など様々な面で復旧や復興の支援に尽力してまいります。
国土交通省では、山村、豪雪、半島、過疎などの条件不利地域の振興に関して、道路、河川等のインフラの整備や砂防施設の整備などによる災害防止の取組、地域公共交通ネットワークの充実、下水道や公園、住宅等の整備を通じた生活環境の整備等に取組んでいます。
令和4年度の概算要求においては、道路、治水、下水事業等個別事業や社会資本整備交付金、防災・安全交付金を含めて一般会計総額で、約6兆9,349億円、前年度比で1.18倍のを要求しています。加えて、別枠で事項要求として、「防災・減災、国土強靱化のための5か年加速化対策」、「盛土による災害の防止に向けた総点検を踏まえた対応」、「新型コロナウイルス感染症の影響等により危機に瀕する地域の公共交通事業者に対する持続可能な運行の確保等に向けた支援」等については、予算編成過程でさらに検討することにしています。
この他、ポストコロナを見据えた観光の本格的な復興の実現、テレワーク拠点の整備や二地域居住など関係人口の増加への取組、ドローン物流における資材購入などへの支援、空き家の除去や活用等に取組む市区町村の支援ための所要の予算を確保をしてまいります。