【篠原 孝 理事(衆議院議員)の挨拶要旨】
国民民主党の衆議院議員 篠原 孝です。
昨年は台風19号の水害は大変でした。大河川の千曲川が60年振りに決壊しました。60年振りというのは伊勢湾台風の年からということで、当時近所の婆さんが60年ごとに大水害が起こると言っていましたが、その通りになりました。雨量は確かに多かったのですが、一気に河川に水が流れ込んできました。小河川はみんな三面コンクリートとなっている、だから一気に千曲川に流れ込む。周辺は山でして、山の管理がきちんとされ、人が住んでいればそんなことにはならない。気候変動により雨量が多くなる、それもないことはないですが、それが強調されます。山村が荒れ、農村が荒れことが大水害の原因だと思います。これをなんとかしなければならない、ここにいる議員の責任ではないかと思います。
日本の仕組みもいろいろ綻びがあります。アメリカの大統領選挙が話題になり、民主党のバーニー・サンダースの名前が挙がっています。彼はバーモント州という小さな州の上院議員です。バーモント州は小さな州ですので人口比で選ばれる下院議員は1名ですが、上院議員は2名です。同様な州は、モンタナ州、ハワイ州、アラスカ州です。つまり地方の声を大事にする仕組みが国会の中に作られています。日本は違います。中谷会長の高知県は衆議院議員は2区2名、参議院議員は徳島県と合区となりました。東京都の衆議院議員定数は25区25名です。山村のことを考えて活動できる議員の数は圧倒的に少なくなっており、歪んだ仕組みになっています。ここにいる議員は東京都選出議員の5倍あるいは10倍くらい大きな声を出さなくてはなりません。ご支援をお願いします。