山村振興通信NO14(全国山村振興連盟都道府県支部・会員の皆様へ)

山村振興通信NO14(全国山村振興連盟都道府県支部・会員の皆様へ)

2019.1.25

全国山村振興連盟事務局

 

1 林業サービス産業キックオフ・フォーラム&マッチング・セミナーについて

 

林野庁などが主催して、2月4~5日に表記のフォーラム&セミナーが開催される予定となっております。入場は無料であり、全国山村振興連盟も後援していますので、ふるってご参加ください。

行事は、専門家によるディスカッションや地域からの先進事例報告など盛りだくさんの内容となっています。詳しくは別添の案内チラシをご覧ください。

 

○名 称

「森林サービス産業(仮称)」~新たな森と人のかかわり「Forest Style」の創造~

キックオフ・フォーラム&マッチング・セミナー

 

○趣 旨

山村地域の活性化を図る上では、山村地域の豊かな森林資源が有する保健・文化・教育的機能を活かしていくことが有効です。特に、近年は国民の価値観や余暇活動、ライフスタイルが多様化する中で、医療・福祉、観光・交流、教育・学習支援、娯楽等の分野において、新たな森林の価値を積極的に引き出したアクティビティや森林空間の利活用が拡がっています。

こうした中で、関連分野の業界団体等の参画を得た「森林サービス産業(仮称)」検討委員会で、医療・福祉、観光・交流、教育・学習支援、娯楽等の分野と連携し、国民の価値観やライフスタイルの変革の動きに合わせた森林空間の新たな利活用を通じて、新たな森と人のかかわりを創り出す「森林サービス産業(仮称)」の創出に向けた議論が開始されたところです。

そこで、多様な分野から「森林サービス産業(仮称)」の創出に向けた議論を深め、具体的に地域での取組を呼びかける「キックオフ・フォーラム」と、先進事例紹介と観光推進に向けた様々なアドバイスやサポートが可能な約20社のエキスパートによるポスターセッション・個別相談会等を通して、受入側の自治体・観光協会、観光・交流や森林体験活動の実施団体等とのマッチングを促進する「マッチング・セミナー」を開催します。

 

○日 時

平成31年2月4日(月)14:30-18:00(キックオフ・フォーラム

2月5日(火)10:00-15:30(マッチング・セミナー)

○場 所

農林水産省 講堂

 

○主 催

「森林サービス産業」キックオフ・フォーラム & マッチング・セミナー実行委員会※

※構成団体:林野庁、(公社)国土緑化推進機構、美しい森林づくり全国推進会議

 

○後 援

観光庁、全国知事会、全国市長会、全国町村会、全国山村振興連盟、(公社)日本観光振興協会、(一社)日本旅行業協会、(一財)地域活性化センター、(一財)都市農山漁村交流活性化機構、

経団連自然保護協議会、全国健康保険協会、健康保険組合連合会、 (一社)移住・交流機構、(独)国立青少年教育振興機構   <調整中>

 

→ 本イベントの詳しい情報や参加申込みは、以下のホームページ(農林水産省のプレスリリース)か、別添の案内チラシをご覧ください。

http://www.rinya.maff.go.jp/j/press/sanson_ryokka/190111.html

2019.01.23【森林サービス産業】フォーラム&セミナー_チラシ

 

2 タナベ経営のご紹介

 

昨年12月25日付けの山村振興情報第1055号において「食品・商品開発プロセス講座特別開催について」という記事を掲載しましたが、その後タナベ経営の小山田部長と大城氏が全国山村振興連盟事務局を訪問されました。

それを受けて山村振興に役に立つ情報提供という趣旨で、以下の文章をいただきましたので、ご参考にしていただければ幸いです。

なお執筆者である小山田部長については、「講師プロフィール」という資料として別添しました。

 

人(社員・顧客)を魅了する食の企業

「価値の見える化・価値の魅せる化(販売促進・ブランディング)」

 

こんにちは タナベ経営 食品・フードサービスドメインチーム小山田です。

企業・事業・商品の価値は、提供する価値で捉えることが多いものです。ある付加価値商品を開発し、明確なブランディング戦略に則ってヒット商品・成長事業を生み出したA社社長の口癖は、「商品自体は、自らの価値をお客様に言うことはできない。

しかし、その商品づくりそのものが、価値を伝えることになる。作り手の想いをモノづくりの立場から大切にしているコト、買い手からの魅力を汲み取って商品に反映するコトを明確に伝えることだ」と言い、まさしくモノづくりからコトづくりに転換して業界のポジションを構築しました。

その本質は、「価値の見える化」ではなく、「価値の魅せる化」にあります。

販売促進は、モノの価値を伝える商品コンセプトやパッケージ、売り場獲得や店頭POP、イベント、展示販売やマネキン等、商品の「価値の見える化」が重要です。

しかし、自社の商品の提供する価値をいかに伝えるかに汲々としてきたため、販促予算は拡大するばかりで、前年比で予算が上回らないと売上も確保できないかのような錯覚に陥りかつ、「価値を見える化」するという作り手・売り手側の主張だけでは、予算を確保したとしてもマンネリしていると前年比売上をダウンさせています。

今、打つべき手は、まず、「マーケティング監査で販売促進費をひとつひとつ見直し、「価値の見える化」という販売促進を予算と成果別に棚卸し、必要な見える化とそうでないものを炙り出し、予算をカットすることが大事です。

例えば、「新規顧客獲得コスト>固定客化・流出客対策コスト」は自明の理です。広域販促による新規顧客が短期間・初回利用などで離反すると再購入していない。しかし、価値の魅力が十分に伝わり固定ファン化すると限定販促の低コストで成果を上げることができます。

その上で、「価値の魅せる化」というマインドシェアナンバーを勝ち取るブランディングのあり方にメスをいれてください。

そのポイントは、過剰品質・没個性・陳腐化というコモディティ化症状の発見と脱皮です。

  1. 価格以上の高品質や高機能を追求しても価格が上がらず、さらにコスト負担が重くなっていませんか
  2. ライバルの中に埋もれて目立った個性がなく。価格以外には顧客から選ばれる要素がなくてっていませんか
  3. かつては独自性があったにも関わらず、同様または、それ以上の商品・サービスの登場で競争力がなくてっていませんか
  4. 魅力あるお客様にとっての価値を伝えるマーケットとのコミュニケーションの連鎖を「3Ⅿ」図ってください。
  1. マーケット:マーケット(ターゲット)は明確ですか
  2. メディア:マーケットに相応しいメディアを選択していますか
  3. メッセージ:訴求内容は お客様にとっての魅力となっていますか人(社員・顧客)を魅了する食の企業は、価値の見える化に加え、価値の魅せる化を図っています。マーケティング監査とマインドシェア№1を狙う魅せる化を推進してください。  食の価値開発「進化」~3ステップ10業務の開発フローの確立~ 日時  2019年 2月20日(水)12:50~17:00             22日(金) 8:50~12:00 食品・商品開発プロセスの総点検を行い、開発商品をブラッシュアップ
  4.  ポイント
  5.              21日(木) 8:50~17:00
  6. 「食品・商品開発プロセス講座」
  7. 【お知らせ】(株)タナベ経営主催
  8. 以上
  1. 開発方針を見直し点検する。
  2. 商品コンセプトを確認し、
  3. ターゲット・ニーズ・シーズ・提供価値をブラッシュアップ。
  4. 開発商品の判定と販促計画づくりをしてどのように成果を上げるかを明確にする。