【ご案内】中山間地域フォーラム設立11周年記念シンポジウム

中山間地域フォーラム設立11周年記念シンポジウム

「農山村再生と“若者力”―農業の新たな位置づけ―」

人口減少、高齢化の進行が著しい中山間地域において、近年の若者世代の移住、いわゆる「田園回帰」の潮流は明るい話題であり、各地で地域おこし協力隊の導入が相次ぐように、中山間地域の再生の担い手として大きな期待が寄せられています。
その一方で、若者の田舎暮らしは各方面で注目を集めて多彩なメディアが取り上げるようにもなり、都会ではできない自分らしい仕事や生き方を実現できる点が強調され、ファッション化される風潮もあり、田園回帰は多様な実相を示しつつあります。
もともと環境・文化・食・暮らしの知恵など様々な資源が農林業を軸とした生業と結びついて暮らし継がれてきた中山間地域は、田園回帰の潮流を受け止めながら若者の力をどのように活かしていけばよいのでしょうか。
このシンポジウムでは、日本農業新聞の“若者力”キャンペーンと連携しながら、「農山村再生と“若者力”」をテーマに、田園回帰における若者像の整理を試みながら、中山間地域の生業や環境保全をつないでいく次世代農業者の皆さんの目線を議論の起点とし、若者とともに前進していく農山村再生のあり様を探っていきます。今回のシンポジウムは、参加者の皆さんと一緒に論点を導き、議論につなげていく会場参加型ワークショップの要素を新たに取り込みます。会員内外の幅広いご参加をお待ちしています。

【テーマ】 「農山村再生と“若者力”―農業の新たな位置づけ―」

【日時】 2017年7月8日(土)13時50分~17時50分
【会場】 東京大学弥生講堂一条ホール
(東京都文京区弥生1-1-1、地下鉄南北線東大前駅から1分)
【主催】 特定非営利活動法人 中山間地域フォーラム
【共催】 日本農業新聞若者力キャンペーンチーム
【後援】 (以下交渉中)(財)農学会、全国山村振興連盟、
全国水源の里連絡協議会、全国中山間地域振興対策協議会、
特定非営利活動法人地球緑化センター、農山漁村文化協会

【プログラム】

挨拶 生源寺眞一氏(中山間地域フォーラム会長)
田宮和史郎氏(日本農業新聞編集局長)

解題 図司直也氏(法政大学)

実践報告

「阿蘇で農家を継ぎ、核となる農業者に育つ」橋本 凌 氏
(熊本県阿蘇市)

「協力隊から農事組合法人就職へ」中川雅貴 氏
(富山県高岡市)

「学生時代からUターンを志すも移住、結婚、就農へ」小松圭子 氏
(高知県安芸市)

「島根県雲南市―行政の視点」
板持周治氏(雲南市)

呼び水トーク(図司直也氏及び報告者3名)

報告者の皆さんからお互いへの質問や気になるところを出してもらいながら、共通項を探りつつロビートークに繋げます。

ロビートーク

報告者3名と話したい参加者に集まってもらい、ロビーで参加型のトークセッションを行います。

パネルディスカッション

コーディネーター 図司直也氏(法政大学)
コメンテーター  和泉真理氏(JC総研)
報告者も加わり、会場からの質疑を中心に行います。

*シンポジウム終了後、講演者の参加も得て懇親会(会費制)を予定して
います。*シンポジウムに参加の皆様には資料代として2,000円(学生は1,000円)
をいただきます。*シンポジウム及び懇親会には、フォーラム会員でなくても、どなたでも参
加できます。

【申し込み方法】

中山間地域フォーラムのホームページ(”http://www.chusankan-f.org/)の専用申し込みフォームよりお申し込みください。先着300名で、当方から特に連絡がない場合、自動的に受け付けます。”

【問い合わせ先】

中山間地域フォーラム事務局 (メール:tebento-staff@chusankan-f.org)
(事務局には職員は常駐していませんので、メールにてお問い合わせくださ
い。)

* なお、上記の内容は、今後一部変更の可能性もあります。当フォーラムのHPをご覧ください。