山村振興通信NO21(全国山村振興連盟都道府県支部・会員の皆様へ)
2019.3.22
全国山村振興連盟事務局
〇 「日本フォレスターズ・チャレンジ2019in上野村」開催される
3月16日(土)、17日(日)の2日間にわたり、群馬県上野村において、「日本フォレスターズ・チャレンジin上野村」が開催されました。
会場には、群馬県下だけでなく全国から参集した林業者や関係者約200名が詰めかけ、熱気あふれる講演や討論が行われました。
参加者としては、福田達夫衆議院議員(防衛兼内閣府大臣政務官)が2日にわたって出席されたほか、各省庁からも内閣官房の稲山博司地方創生総括官をはじめ、総務省吉川浩民審議官、環境省奥田直久審議官、林野庁長野麻子木材利用課長、経済産業省菊島大二郎課長補佐といった幹部の出席がありました。
3月16日(土)に上野村小学校体育館で行われたシンポジウムでは、主催者である黒澤八郎上野村長の挨拶の後、上野村前村長神田強平氏による「上野村モデルの構築と可能性」を演題とした講演をはじめ、8名の方が講演されました。その後、8名の講師全員が壇上に上がり、会場参加者との質疑応答、意見交換が行われました。なお、シンポジウムの後、宿泊施設「ヴィラせせらぎ」において、出席者の懇親会が行われました。
2日目の3月17日(日)には、上野村の林業関連の各種施設等について現地視察が行われました。木質ペレットボイラー、間伐作業現場、木質バイオマス発電施設、きのこセンター、森林組合製材所、木質ペレット工場など、充実した視察となりました。
木を育て、伐採して利用し、一部をペレットにしてエネルギー源とし、発電し、更にきのこを栽培するといった森林資源の一貫した循環利用の様子を、講演と現地視察を通じて間近に見聞することができました。
今回の「日本フォレスターズ・チャレンジin上野村」を機会に、林業者・林業関係者、更には山村振興関係者の輪と取組みが更に広がっていくことが期待されます。