令和7年2月の理事会における山本地域振興課長挨拶要旨

【山本恵太 農林水産省地域振興課長 挨拶要旨】(石飛法子課長補佐代読)
私の方から2点のご報告をさせていただきます。
まずは、先生方のご支援を受け、前回の山村振興法改正において創設されました「山村活性化支援交付金」につきましては、お手元の資料にもございますように、令和7年度予算額ついて今年度同額で、7億8千万円の概算決定となりました。
いつもこの場をお借りして、この交付金につきましては、ご利用の喚起をお願いしておりますが、本日も来年度以降の取組の実施や、案件の掘り起こしについてお願いしたいと思います。
この交付金は、振興山村において活用を高めたい地域資源を用いた商品開発や、販路拡大等を推進するものです。年間1千万円、最長3年間、最大3千万円(国費100%)という、非常に手厚い支援となっております。
支援内容が良くても、それなりの事務負担は伴いますし、本当に良い成果が出るのかというご懸念があるかもしれませんが。実は、昨年、過去5年間に事業を終了した実施主体にフォローアップ調査をしまして、9割の回答率の中、7割が地域資源や地域の活性化に有効であったとの結果を得ておりまして、我々としても手応えを感じているところであります。
特に、未だ活用されたことのない地域におかれましては、是非、本交付金をご地元の振興に生かしていただきたく、皆さまに強力な主導力をご発揮いただき、山村振興計画の作成と交付金の新規活用を進めていただきますよう、よろしくお願い致します。
また、同じ交付金の全国事業として行っております、開発商品を含む振興山村の特産品の販売会が、昨年11月14日~17日の間で都内江東区にありますショッピングセンターにおいて行われました。昨年よりも好条件とは言えない中でも、各出展者において、多くの売上げを上げておられました。当日は、金子会長にもご多忙の中足をお運びいただき、沢山のお買い上げも頂きまして感謝申し上げます。
また、つい先週、同じ全国事業にて、東京ギフトショーの会場に「山の恵みプロジェクト」として山村地域の開発商品等を各地域協働で出店されました。プロジェクト前の通路は、一時的に人のすれ違いが難しいほど賑わっていたと報告を受けております。出展された自治体の皆様には感謝申し上げるとともに、多くの商談が実ることを期待致しております。
より多くの山村自治体の皆様にもチームとして出店するメリットを感じていただきたく、来年度以降の活用をご検討いただけますと幸いです。