【鹿子木 靖 国土交通省地域振興課長 挨拶要旨】
国土交通省では、山村地域をはじめ豪雪地帯、半島、過疎地域などの条件不利地域の振興について、道路・公園などの基礎的なインフラの整備、防災のための治水・砂防施設の整備など社会資本整備を始めとする取組みを進めています。また、最近も発生している地震、風水害といった自然災害で被災した地域については、できる限り早い復旧・復興に向けた取組みを進めています。
最近の話題を一つご紹介します。
近年の状況変化を踏まえた新たな国土形成計画の案が7月4日の国土審議会において了承され答申が行われたところです。
本計画案では目指す国土の姿として、危機的な状況に直面する地方を重視し、「新時代に地域力をつなぐ国土」を掲げ、地方に活力を取り戻し、安全・安心で個性豊かな地域を全国に広げ、地方への人の流れを創出・拡大することにしています。
その実現に向け、山村地域においては、産業基盤及び生活環境の整備、人材の確保・育成などを図るとともに、林業・木材産業の成長・発展、森林サービス産業や、農泊との連携等を推進することとしています。
新たな国土形成計画は今年夏の策定に向けて今後の手続きを進めてまいります。