自由民主党山村振興特別委員長にこの度新たに就任しました奥野信亮でございます。
本日は、全国山村振興連盟の総会が盛大に開催されますこと、心よりお祝い申し上げます。国会議員を代表しまして一言ご挨拶申し上げます。
全国山村振興連盟の国会議員の先生方、市町村長、関係団体の皆様方におかれましては、平素から山村の振興に一方なら
ぬご尽力を頂いており、この場を借りて感謝申し上げます。
昨年来の新型コロナウィルス感染症の拡大は、社会全体に様
々な影響を与えております。
また、今年も全国各地で記録的な豪雨に伴う土砂災害などが発生いたしました。被害にあわれた皆様に、心よりお見舞い申し上げます。
昨今の頻発化・激甚化する災害の状況や地球温暖化などを考えますと、災害に強い国土づくりを進めるとともに、温室効果ガス排出を削減する「カーボンニュートラル」の実現に向けた取組も着実に実行する必要があります。
山村は国土面積の約5割、森林面積の約6割を有しており、国民のわずか3%の人々がこの地域に暮らし、農林業を営むことで、国土保全や地球温暖化防止に大きな役割を果たしているところであり、山村地域の振興は益々重要になっていると考えます。
こうした中、平成27年の山村振興法改正と同時に創設された山村活性化支援交付金が7年目を迎え、地域資源を活用した山村活性化の取組が全国各地で活発に実施されてきております。
また、皆様のご尽力により実現した森林環境譲与税につきましては、導入から3年目を迎えました。山村地域のニーズを活かして、森林整備をはじめ、様々な取組に、さらに積極的に活用していただきたいと思います。
先ごろ政府において開催された「新しい資本主義実現会議」における緊急提言においては、ポストコロナにおける成長戦略として、デジタル技術を活用し、地方活性化を進めることが重要な柱として位置付けられました。
私としても、引き続き山村地域の皆様方と力を合わせて、その振興のために尽力していく所存です。
最後になりますが、貴連盟及び会員の皆様方のご健勝、ご発展を祈念申し上げまして、私のご挨拶とさせていただきます。