稲の刈り入れ最盛期を迎え、美しい棚田が黄金色に輝いている。その一角で1人黙々と収穫作業に精を出す老人に出会った。 稲の作柄のこと、農業のこと、地域のこと、生活のことなど世間話をするうちに、この老人のことがますます気になってきた。聞けば80歳を過ぎているとのこと、今までの人生は幸せだったのか、家族はどうだったのか、これからどのようにしていきていくのだろうか。そんなことを考えながらの撮影だった。