TPP(環太平洋経済連携協定)交渉への参加により日本の農産物市場は一層の開放を迫られており、中山間地域の農業にとっては特に厳しい状況になってきています。しかしながら、中山間地域農業を守ることで定住条件を維持し地域社会を存続させていくことは、私たち日本人のふるさとであり原風景でもある中山間地域の再生を図る「1丁目1番地」と言っても過言ではありません。面的広がりを持った経営体など持続的な地域営農システムの育成が焦眉の課題であり、また「買い物弱者」をなくし、医療など健康で文化的な暮らしを保証する仕組みも求められています。 今回のシンポジウムは、集落営農、6次産業化、里山資本主義など数々の先進事例を育んできた広島において、中山間地域の農業農村の力強い「堡塁」(とりで)いかに築くかなどTPP時代の試練を生き抜く中山間地域の存立条件や支援のあり方について、中国山地の最新事情を踏まえながら、皆さんとともに考えていきたいと思います。 【テーマ】 「TPP時代を生き抜く中山間地域」 【日時】 2013年12月7日(土)13時〜17時 【会場】 県立広島大学サテライトキャンパス (広島県民文化センター5階) (広島市中区大手町1−5−3) 【主催】 特定非営利活動法人中山間地域フォーラム、 中国新聞社 【協力】 特定非営利活動法人ひろしまNPOセンター 【後援】 広島県(申請中) 【プログラム】 解題 柏 雅之氏(早稲田大学) 報告1. 「農山村の存立条件―広島県集落法人センサスから」 山本公平 氏(広島経済大学) 報告2. 「買い物弱者をなくすためにー中山間地域の ショッピングセンターの課題」 土肥誠治 氏(協同組合サングリーン) 報告3. 「広島県の中山間地域対策−中山間地域条例のねらい」 城田俊彦 氏(広島県過疎地域振興課長) パネルディスカッション: 柏 雅之 氏 (早稲田大学) 山本公平 氏 (広島経済大学) 土肥誠治 氏 (協同組合サングリーン) 城田俊彦 氏 (広島県過疎地域振興課長) 安藤周治 氏 (NPO法人ひろしまね) 石田良二 氏 (広島県農林水産局) コーディネーター: 石丸 賢 氏(中國新聞論説委員) *終了後、講演者の参加も得て懇親会(会費制)を予定しています。 *シンポジウムに参加の皆様には,資料代として500円をいただきます。 *シンポジウム及び懇親会には、フォーラム会員でなくても、どなたでも参加できます。 【申し込み方法】 事前申し込みは必要ありません。当日、直接会場へおいでください。 【問い合わせ先】 中山間地域フォーラム事務局 (メール:tebento-staff@chusankan-f.org) 広島経済大学山本公平研究室 (電話:082-871-1613、メール:kh-yama@hue.ac.jp) |