全国森林環境・水源税創設促進連盟は、平成16年8月18日(水)・19日(木)秋田市において「森林環境・水源税フォーラム in あきた」を開催する。このフォーラムには全国山村振興連盟他11団体の他報道各社が後援する。この開催の概要は、次のとおりである。
【開催概要】

1.

趣  旨
 近年、世界各国において自然環境の悪化や温暖化に対する懸念が広がってきており、わが国においても、森林の役割である国土の保全、水資源の涵養、自然環境の保持など、その公益的機能に対する国民の期待が多くなってきました。
 地球温暖化防止に対する京都議定書において、森林は、二酸化炭素削減の大きな役割が求められるなどその価値は、改めて認識されてきています。
 しかし、わが国の山村地域の現状は、過疎や高齢化が一段と進み、森林保全や造林に努めてきた林業の衰えは著しく、一人林業関係者だけで森林の適切な管理を行うことは、非常に困難な状況となっています。
 こうした山村の現状を打開していくために、森林は、将来にわたって、国民共通の貴重な財産であり、「みんなで森林、山村を育て、水と空気を守っていく」という国民共通の認識と気運を高めていくことが何より大切です。
 こうした観点から、森林の大きな役割に対する国民共通の認識や気運を醸成しつつ、山村地域の維持発展を図るため、新たな税措置を講ずる必要があるので、平成16年には、秋田県で「森林環境・水源税フォーラム in あきた」を開催いたします。

2.

主  催
全国森林環境・水源税創設促進連盟
「森林環境・水源税フォーラム in あきた」実行委員会

3.

開催時期
平成16年8月18日(水)13:30分から〜19日(木)正午まで

4.

開催場所
秋田キャッスルホテル
〒010-0001 秋田市中通1−3−5  TEL.018-834-1141

5.

日 程
第1日
 開 会    13:30
 基調講演

講師:

財団法人C.W.ニコル・アファンの森財団代表 C.W.ニコル 氏

演題:

「日本の森を再び 野生動物の棲める豊かな森に戻す森の再生活動」
地球温暖化が進んでいる中で、森林を保全する施策や活動と森林の持つ水源のかん養等の公益的な役割に注目した住民・民間組織の多様な取り組みについて講演。
第2日
 パネルディスカッション   9:30
 基調講演で提起された課題について、パネリストからそれぞれの立場で森を育て、森を活かす施策や活動の実践を紹介していただき、合わせて、その取り組みを実現するための財源として、国民的な観点から新税の創設が必要であることについて議論する。
コーディネーター 明海大学名誉教授  森 巖夫 氏
パネリスト
秋田県知事 寺田 典城 氏
(森林保全と地域づくりをどう進めるのか県行政の立場から)
・・・ 星野 知子 氏
(森林・環境の重要性について個人的な信念をどう実現するのか市民の立場から)
北海道大学教授 神原  勝 氏
(地方の新たな税財源の確保をはかり、地方分権を一層推進する立場から)
秋田県二ツ井町長 丸岡 一直 氏
(新たな財源を森林保全施策への展開など地域づくりにどう活かしていくのか市町村行政の立場から)

6.

参加予定人員 400人



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