自民党山村振興委員会開催される
   
 自由民主党山村振興委員会(委員長:上杉光弘参議院議員)は、平成15年度予算概算要求が8月末までに各省庁から財務省に提出されるのに先立ち、去る8月27日8時から衆参国会議員20名出席のもと党本部702号会議室において開催された。
 最初に、上杉委員長から昨日(8月26日)、松岡委員長代理とともに官邸において小泉総理に対し地球温暖化防止森林吸収源対策の推進申し入れを行い、山村の活性化、定住化、国土保全の重要性を訴えた旨のあいさつが行われた。つづいて平成15年度山村振興関連関係省庁予算概算要求内容について関係省庁担当課長等から説明を受け、山村振興対策に関する質疑が行われた。
 当日説明された平成15年度山村振興関連関係省庁予算概算要求内容については、山村振興速報第843号(9月15日付け)に掲載する予定である。
  
 当日の主な意見等は次の通りである。

農山村振興のための法と制度の検討に向けて関係省庁において取り組んでもらいたい。

水源・水質の保全・改善に各省庁取り組んでいるが、水産庁においても水質は大事な問題であり、対応してもらいたい。

野生鳥獣による農林業被害は計り知れない。特にサル・シカはひどい。関係省庁が連携して対応策を整理してもらいたい。

救急用ヘリコプターの離着陸場の整備、その活用は重要な課題である。

小さい山持ちが多く、離村したり世代が変わったりで自分の山がわからない。地積調査と合わせて境界確定を進めていく必要がある。

学校跡地を利用し美術館等を整備しているが、運営維持が難しい。文化芸術に係わる、支援措置を充実してもらいたい。

 
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