【新刊紹介】「パンとサーカスの時代」〜非常識が常識の国〜


【新刊紹介】大原元農相が出版
 元農相大原一三衆議院議員は、10月下旬、新刊書「パンとサーカスの時代〜非常識が常識の国」を出版した。「飽食ボケ、パンとサーカスにしか興味を持たない国民」と近年のわが国民の物質文明にどっぷり漫かった現状を憂い、真の豊かさを鋭く追求している。
 21世紀に訪れる飢餓の時代から目をそらす国民に、「亡国」の兆候を見て取り、警鐘を鳴らしている。題名の「パンとサーカス」は、栄華を極めた古代ローマ帝国が、食べることと享楽に流されて、内から崩壊していく様を憂えた詩人の言葉「市民は政治的関心をすててしまって久しい。いまでは、たった二つのことしか考えなくなっている。‥‥…パンとサーカスばかりを」から引用している。まさに、現代日本の世相を重ね合わせて。
 内容は、今日の学校教育、金融、経済、無批判・無節操なマスコミなど幅広い。
 中でも、食料・農業問題は農相時代の経験も交え、飽食の時代に食料危機への備えを説くことを「馬の耳に念仏」と嘆きつつ、日本の明日のために農業・農山村の再生は絶対に不可欠と力説。大原一三議員は、現在、自由民主党山村振興対策特別委員長をされており、振興山村の先頭に立って活動されている。山村の皆さん、是非一読を!

フォレスト出版
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