(特別講演)バランスある人生
木原光知子・ミミスイミングクラブ代表


◎今日は岡山県人の顔で
全国から私のふるさと岡山へようこそおいで下さいました。私は生まれは明石なんですが、育ったのはここ岡山市です。ちょうどこのすぐ近く。昨日から私も実家に帰っておりまして、久しぶりに、家族が正月みたいに集まりました。今朝は母の手作りの料理を食べて、東京の顔から、半分は岡山県人の顔に戻って、この会場にまいりました。 自分のふるさとがあるというのは、とてもいいものだなとつくづく帰るたびに思います。今日は「バランスある人生」という題でお話をさせて頂きますが、まず、びっくりしたのは、会場を見て男性がほとんどで、女性が数えるほどしかいない。会場に入っても、何か活気がないというか。私は男の人の話をするときいつも思うのですが、がっと前にでてくる威勢が感じられないんです。というのは、世の男性で一線で働いている人は疲れているんだなと思うんですね。その疲れた状態では、新しい発想だとか創造ができるのかと、いつも心配するんです。でも、男の人は、割と集中力があって、何かやろうと思ったら女性より決断力があって、それから持続力があるということを、私はスポーツの世界を歩んできたのでわかるんですけれども。

◎新入生泣くのが男児が8割、女児は2割
私はいま、ミミスイミングクラブを全国に14カ所持っています。4月になりますと、新しく幼児の生徒が入ってきます。10人ずつの男の子と女の子がプールに通ってきましたら、そのうち何人が泣くでしょうか、男の子は8人が泣きます。女の子は2人しか泣きません。 男の子は約3カ月経っても泣いています。それだけシャイなんです。繊細なんです。 女の子は2週間目には10人のうちでお友達になっています。環境に慣れやすいです。それだけ図太いです。それだけ明るいです。リラックスしています。 うちの東京の品川のプールの成人クラスの状況ですが、男女の割合は、大体女性が7、男性が3の割合で通っていらっしゃいます。午前中のプールはほとんど女性軍が占めています。そうしますと年々女性の方が元気になってくるんですね。明るくなってくる。男性は中年以降どんどん体力が落ちてきます。定年を迎える頃になって、女性がぐーっと上り坂になったときに、男性はずーっと下り坂になりますから意見と生活帯が合わなくなるんですね。やはり頭から下の部分を鍛えておく必要があります。

◎自分で汗を流すのは何時間
皆さん1週間のうち、1ヶ月のうちご自分で汗を流す時間、つまりシャワータイムをどれだけ持っていますか。多分この中でぎっくり腰、五十肩をやられた方、いろいろな部分で痛みが出ている方がおられると思います。それは衰えているんです。私達の体には大体175種類の筋肉がついているそうです。普通のサラリーマンの生活で動く筋肉は120くらいで、あとの50くらいは使っていないんですね。使っていないと筋肉は衰えます。人間の体は左右対称です。その対称の右、左の部分がずれると必ず故障が起きるんです。いま膝を開いて座っている方は膝を閉じて下さい。足を組んでいる方は組んだ足の上下を変えて下さい。それを10分おきくらいに繰り返して下さい。それからどうしても前屈みになりますから、胸をぐーっと反るようにして下さい。一日10分か15分でも体のことを意識して、行動して下さい。 人間の体の構造、バランスをちょっと考えるだけで、一日の自分の体のバランスがすごくよくなります。 私は、水泳を通じて人の肌を見てきまして、それで人の健康状態を判断してきました。皆さんも、ご自分の肌の色、肌による水のはじき具合を自分の健康のバロメータにして下さい。 それと深呼吸ができるということ。自分が深呼吸できる場所を持っていることが重要です。息が詰まるということが健康に一番悪いんです。

◎町づくりは刺激的に楽しく
いま、沢山の情報が流れています。竹村健一さんは情報の時代から情緒の時代に変わってくるといっています。情報ばっかり聞いて、自分たちの村や町がわからなくなっている。都市があったら田舎がある。光があったら影がある。太陽があったら月がある。そのコントラストをきちっとわかっていて、自分の町作り、村作りをやられている町長さん、村長さんというのは、私は素晴らしい町作りをやられていると思うんですね。町作りはすごく刺激的で、ものすごく楽しくやって欲しいと思うんです。都市にないもの。都市にはない暖かさ、素朴さといったもの。それは恥でもないし、マイナスでもないんです。むしろプラスなんですね。 いま、世の中、世界はどうなっていますか。究極のリゾートはグリーンツーリズム、緑の観光といわれていますね。馬や牛や羊のいる農村へ行って、そこに泊まって、そこの人達がたべている同じものを食べる緑の観光が、いまヨーロッパで流行っているんですね。 それぞれの町や村が、大切なものはうーんと大切にして、変えなければならない部分は、そのどの部分を変えるのか、もっともっと外の人を呼んできて、うんとディスカッションして欲しいんです。皆さん方の町や村からいい人材が外に出ていっています。今回なんかも、木原さん帰ってよといわれたから帰れたんですよ。だから、皆さんの町でも、いろんなところにいろんいないい人、ふるさとを思っている人が必ずいるはずです。電話をかけて下さい。手紙を書いて下さい。町のためになるいい言葉を聞かせてくれます。行動をとってくれます。是非そのために動いて下さい。 それと、はじめに話しましたように、女性は、男性とは違った部分での優れた特性を持っています。是非それも活かして町作りに役立てて下さい。 今日はいろいろ生意気なことを申し上げましたけれども、皆様方に、どうか刺激的、創造的な村作り、町作りをやっていただきたいと思います。 全国大会の講師に呼んでいただきまして、どうも有り難うございました。




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