平成30年7月の理事における谷理事挨拶要旨

【谷 公一 理事(衆議院議員) 挨拶要旨】

今、山村振興にとっていい話は森林環境税ではないかと思います。マスコミの論調はややシビアで、本当に有効に使われるのかどうか、無駄な金になるのではないか、市町村にそういう力があるのか、林業・森林を担当できる職員はいるのかというような冷ややかな声があるのも事実だと思います。こういう冷ややかな声を押しのけて、やっぱり良かった、この新税を導入して良かった、市町村住民税の均等割りを納めている6,000万の人から年1,000円をいただきますが、1、500円いや2,000円ともっと負担してもいいと云われるようなことを目指して皆さん方とともにしっかりと頑張っていきたいと思います。

平成31年度に向けての要望は大変多面的な多岐に渡るものですが、つまるところ未来は予見できる、人口減少、少子化、高齢化は間違いなく予見できるわけでありまして、そういう予見できる未来にそれぞれどう市町村、山村の市町村が対応していくのか、長期的な視点でどう対処していくのかが、一番難しい問題であろうと思います。

そのために、我々もしっかり頑張りますし、森林環境税の導入もその一つです。
また、あと2年半で過疎法が失効します。今、自民党内ではより深堀りの過疎対策、山村振興対策が必要ではないかということで、細田前総務会長を座長に様々検討しています。いろんな壁がありますが、なんとかこれを突破して山村地域が持続できるように、そして自治体が今後とも先が読める、そういうな環境づくりにしっかりと取り組んでまいりたいと思います。

全国山村振興連盟の益々のご隆盛と今日お集まりの市町村長皆様方の地域がより良い地域になりますことをご祈念申し上げます。