令和2年10月の理事会における篠原理事挨拶要旨

【篠原 孝 理事(衆議院議員)挨拶要旨】
皆さんの地域は人口が減少していると思いますが、それに歯止めをかけないといけないと思います。今、テレビで視聴率の高いものに「ポツンと一軒家」があります。
日本人は、皆、田舎の山村でゆっくり暮らしてみたいという願望があるのではないでしょうか。テレワークとテレビ会議、これはこれでいいと思いますが、私は自然環境のいいところでゆっくり暮らしたい気持は皆さん持っておられるのではないかと思っています。それを政府が後押しをする。最近では関係人口ということが言われています。明治大学の小田切教授が名付けたものですが、行ったり来たりする人を増やす。私はフランスに居たことがありますが、フランスではデュアルライフ、日本では2地域居住といっていますが、田舎に軸足を置いて東京に出稼ぎにいくというようなことです。フランスでは年間1週間づつ5回の休みがありますが、うち1週間はどこかに旅行しますが、4週間は田舎で過ごすということです。日本でもこういう風になっていけばいいいと思っています。
ポストコロナかウイズコロナか知りませんが、コロナはたぶん終息しないと思います。すると何処が優位かというのが分かってきました。この百年、2百年、都市に人口が移動してきましたが、やはり都市は過密である、三密であぶないのだ。そういうことを考えたら田舎の方が優位になってきたのではないか。私は長野県出身ですが、長野県の山の奥の方は天然の隔離施設の中にいるようなものです。こういったことを考えて、大胆にいろんな生き方に変えていかなくてはいけないと思います。そのような観点からも山村振興を図っていければと思います。