令和4年11月の通常総会における荒木会長挨拶

ただ今、ご紹介頂きました全国町村会長の荒木でございます。全国町村会を代表して一言ご挨拶申し上げます。
本日ここに全国山村振興連盟の令和4年度通常総会が、
盛大に開催されますことを心からお喜び申し上げます。
また、皆様方には、日頃より全国町村会の活動に格別なご支援を頂いており、この場をお借りして厚く御礼申し上げます。
現在、我が国においては新型コロナウイルスの感染再拡大や物価などの高騰、また、相次ぐ大規模災害など、様々な課題に直面しております。
こうした中、山村は常に自然との関わりの最前線に立ち続けてきた地域であり、国土の保全、水源のかん養等の多面的機能の持続的な発揮に重要な役割を果たしています。また、2050年までの、カーボンニュートラルを見据えた、「グリーン成長」を実現するため、山村の果たす役割は、益々重要であり、私どもも、自らの役割を果たしてまいりたいと存じます。
さらには、近年若者の「田園回帰」の志向の高まりや、山村地域と多様な関わりを持つ「関係人口」の増加といった潮流も見られます。山村の活性化に向けた関係人口の創出・拡大のため、「森林サービス産業」や、デジタル分野の一環である「スマート林業」について、さらに活用しやすい環境の整備が必要であります。
全国町村会といたしましても、この流れをこれまで以上に加速させ、都市と農山村が共生する社会の実現を通じた山村の振興に、皆様と力を合わせて努力を重ねていく所存です。 結びに、貴連盟の益々のご発展と、ご参集の皆様方のご活躍を祈念いたしまして、お祝いのご挨拶といたします。