令和4年11月の通常総会における中谷前会長(内閣総理大臣補佐官)挨拶

皆さんご苦労様でございます。
この全国山村振興連盟は、全国の山村を抱えている市町村の皆様と我々国会議員がメンバーでございまして、山村振興対策の強化、地方の活性化等の問題解決のために存在しています。本日はこれらの問題について皆様は協議されるわけでございますが、今、予算の時期を迎えています。我々国会議員も多数の省庁に関わる事業が進捗できるよう精一杯政府の方に働きかけを行っているところでございます。
今、世界を巡る問題として、SDGs(エスディージーズ)という言葉があります。Sはサスティナブル、Dはディベロプメント、Gsはゴールズですが、「持続可能な開発目標」ということで、持続可能でよりよい世界を目指す国際目標です。これはあらゆる分野でしっかり持続可能性を確認しながら、資源を食い尽くすのではなく、我々が自活・生存できるような社会を築いていこうということです。
このSDGsの達成目標15(陸の豊かさを守ろう)の中に具体的目標の一つとして「持
続可能な森林経営」というのがあります。生産・加工・流通のプロセス全てにおいて持続可能性を確保するということです。合法伐採木材、小水力発電、バイオマスエネルギー、CO2木材固定量の測定とか、こういったものをしっかり実施することによって持続的社会を作っていくということです。
山村の維持・振興も立派なSDGsの目標達成の一つです。こういった観点で山村の機
能が維持できるよう頑張ってまいりたいと思っています。
地方の皆様と我々国会議員がしっかり力を合わせて頑張ってまいりたいと思います。よろしくお願い申し上げましてご祝辞とさせていただきます。