令和4年度通常総会における勝俣副大臣の挨拶

ただいまご紹介いただきました、農林水産副大臣の勝俣孝
明です。本日、全国山村振興連盟の通常総会の開催に当たり、一言御挨拶を申し上げます。
はじめに、本日、御列席の皆様方におかれましては、日頃より、山村振興行政に対しご理解、ご尽力を賜り、厚く御礼申し上げます。
貴連盟は、来年で創立60年になるとのこと、長きにわたる皆様のご協力・ご尽力により、国土の強靭化や山村における生
活環境等の整備は着実に進んでまいりました。
山村の暮らし、森林や農地が維持されることで、山村が有する水源涵養や自然環境の保全などの多面的機能が発揮され、国民全体がその恩恵に与っております。このことを踏まえ、政府としても山村における産業振興のための支援や森林保全のための制度等、山村振興に積極的に取り組んでまいりました。
一方、山村地域の人口減少・高齢化は一層進み、国土の5割という地域を、今日、全人口のわずか2%で支えている状況になっております。
このため、農林水産省では、より強力に山村の振興を図るため、これまでの振興山村に対する交付金の他、地域で支え合うむらづくりを推進する「農村RMO」の取組や、デジタル技術の導入・定着により、デジタル田園都市国家構想の実現に寄与する取組への支援、森林整備の推進など、関係省庁とも連携して進めてまいります。
山村地域の皆様方におかれましては、この貴重な財産を次の世代に継承していくため、様々な支援策を有効に活用いただくなど、より一層の御協力、御支援をお願い申し上げる次第です。
結びに、貴連盟の益々のご発展と、本日ご臨席の皆様のご健勝を祈念いたしまして、私の挨拶といたします。