令和3年度通常総会における中村副大臣挨拶

本日、全国山村振興連盟の通常総会の開催に当たり、一言御挨拶を申し上げます。
はじめに、本日、御列席の皆様方におかれましては、日頃より、山村振興行政に対しご理解、ご尽力を賜り、厚く御礼申し上げます。
山村は、我が国の国土の保全、水源の涵養はもとより、魅力ある地域資源、良好な景観の形成、文化の伝承等、国民の安全・安心、そして豊かな生活の実現に重要な役割を果たしています。
これまでの皆様のご尽力により、国土の強靭化や山村における生活環境等の整備は進んでまいりましたが、人口減少や高齢化、さらに昨今の激甚化・頻発化する自然災害等、山村を取り巻く状況は厳しさを増しており、一層、強力に山村の振興を図っていくことが、国民全体の課題として重要であると考えております。
このため、山村においては、地域の特色を活かしつつ、収益性の高い農林水産物の生産や販売、6次産業化の展開による所得や雇用向上を目指した施策を引き続き進めるとともに、田園回帰の流れや新しい生活様式の浸透など、農山村の魅力・価値の再評価の動きにあわせ、デジタル化による成長産業化の推進なども含めた多様な取組を、関係省庁とも連携して積極的に支援してまいります。
山村地域の皆様方におかれましては、山村の持つ力を存分に活かしながら、この貴重な財産を次の世代に継承していくため、様々な支援策を有効に活用いただき取組を進めていただくなど、より一層の御支援、御協力をお願い申し上げる次第です。
結びに、貴連盟の益々のご発展と、本日ご臨席の皆様のご健勝を祈念いたしまして、私の挨拶といたします。